高尾山・辻畑古墳説明会の様子です

 

 

都市計画道路沼津南一色線の予定地内にある辻畑古墳は全長62mの前方後方墳で、後方部上に神社が建っていたわりには比較的良好に墳丘が残っていました。

調査で、墳形が確定し、周溝内からは廻間2式~3式の土器が多量に出土したため、築造時期は三世紀をくだらないことは確実となりました。

埋葬施設は木棺直葬でしたが、奇跡的に撹乱の跡がありませんでした。

恭謙土器、銅鏡2、槍1、鉄鏃、ヤリガンナ、勾玉1などが出土しています。また、水銀朱も残っていました。

 

舟形木棺跡(木棺は1本の木を舟形に切り抜き作られていた)
地上より1m20cm下のところより発掘。
水銀朱が表面に見られるが東側に多く出土されたことから
頭部を東側に埋葬されたものと推定(市担当者の説明より)

発掘調査見学会資料
kofun_siryou.pdf
PDFファイル 1.3 MB